氏神神社に参拝し、無事に出産したことへの感謝や赤ちゃんの健やかな成長を願う「お宮参り」。
生後1カ月前後を目安に天候、赤ちゃんやママの体調を考えて日程を決めますが、真夏や真冬といった厳しい気候の時期は、お参りの日付や服装に迷ってしまいますよね。
祖父母のお宮参りの選び方のマナーや、暑さ寒さ対策についても説明していきます。
▼使いまわしのできるアンサンブルもおすすめです

お宮参り祖父母の服装とは

お宮参りの基本と祖父母の役割
お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長を祈願する大切な行事です。
もちろん主役は赤ちゃんとパパやママですが、祖父母も両家の代表として参加することも多いでしょう。
記念写真やご祈祷を受けることも多いので、ラフすぎず適切な装いで参加することがおすすめです。
祖父母の服装が与える印象
祖父母の服装は「格式」と「親しみやすさ」のバランスがポイントです。
かしこまりすぎても浮いてしまいますし、ラフすぎても場の雰囲気を壊してしまいます。赤ちゃんとご両
親を引き立てつつ、落ち着いた装いを意識しましょう。
お宮参りの服装におけるマナー
祖父母の服装は、パパやママの服装よりも目立たないことが基本です。
和装・洋装どちらも可能ですが、黒一色や派手すぎる色は避け、上品で控えめなスタイルを心がけます。
祖母の服装選び:洋装と和装のポイント

祖母の服装は「ママの服装」に合わせて大きく変わってくる場合があります。
ママが和装であれば、祖母はカジュアルすぎず品のある洋装か、同じく和装に合わせもいいでしょう。
赤ちゃんのお世話をするシーンも多いので動きやすさも考えて選びましょう。
カジュアルな洋装のおすすめ
お宮参りの洋装人気なのは、落ち着いた色合いのワンピースやセットアップです。また、セレモニースーツでも問題ありません。
年代に合わせたポイントをご紹介していきます。
祖母:40代〜50代の洋装
40代~50代の祖母が洋装を選ぶ際は、派手すぎない、シックなカラーやデザインを意識しましょう。また、お孫さんのお世話をまかされるシーンもあることを考え、動きやすさも取り入れられるとなおよいでしょう。
おすすめは、Iラインシルエットの「フォーマルワンピース」や「アンサンブル」です。上品な印象でスタイルよくみせてくれます。
スーツの場合はツイード素材を取り入れると気品や高級感も引き立ちます。
祖母:60代〜の洋装
60代以上で洋装を選ぶ際には、地味にまとめすぎないのがポイントです。明るいカラーを選ぶか、暗いカラーでもツイードなど光沢感や艶のある素材を選ぶと記念写真にも映えます。
また、少しゆとりのあるシルエットを選ぶことで快適さが高まり、疲れにくくなります。
▼上品なアンサンブルもおすすめです

訪問着や着物の選び方

お宮参りでの和装では「訪問着」「付け下げ」「色無地」がおすすめです。
以前は以前は黒留袖が定番とされていましたが、かえって目立ってしまうので最近は黒留袖は避ける傾向にあります。
祖母:40代〜50代の和装
40代~50代の祖母が和装を選ぶ際には淡いグレーやベージュ、薄紫など、控えめながらも明るさのある色の着物で、あかちゃんやママの衣装よりも目立たない色を選ぶようにしましょう。
正礼装とされる五つ紋ではなく、三つ紋や一つ紋といった純礼装を選ばれる方が昨今は多いようです。
控えめで柔らかい色合いを選ぶと安心です。帯や小物で季節感を取り入れるのも良いでしょう。
祖母:60代〜の和装
60代以上の祖母が和装を選ぶ際は、あまり地味なカラーを選ぶのは避けることをおすすめします。
せっかくのお祝いごとですから淡く明るい色調の和装を選ぶようにしましょう。おすすめのカラーは40代〜50代と同じく、淡いグレーやベージュ、薄紫などです。
和装に慣れていない場合は疲れてしまうこともあるので無理せずラクな洋装を選ぶこともおすすめです。
▼オンラインストアで和装のレンタルをすることもできます

ユニクロなどの手軽な選択肢
近年はユニクロや無印良品などで上品なセレモニー服を手に入れる方も増えています。価格を抑えつつシンプルで清潔感のある洋装を選べば十分対応可能です。
祖父の服装選び:スタイルとカラー

スーツスタイルとカジュアル設定
祖父の定番は礼服やダークスーツ。
ネクタイやシャツで季節感を出すのもおすすめです。カジュアル設定ならジャケットにスラックスを合わせるスタイルでもOKです。
夏に適した服装のイメージ
夏は涼しげな素材を取り入れるのがポイント。リネン混ジャケットや薄手のスーツは見た目にも爽やかで快適です。
祖父の服装に気を付けるべきポイント
派手な柄のシャツやカジュアルすぎる服装は避け、清潔感を第一に考えましょう。祖父母が並んだ時に調和する色合いを意識するのも大切です。
季節ごとの服装ガイド
春・夏におすすめの服装
淡いパステルカラーや涼しげな素材を活かした服装がおすすめです。写真写りも良く、軽やかな印象を与えます。
またジャケットやカーディガンなどの羽織があると状況にあわせて脱ぎ着することができるのでおすすめです。
夏はママやあかちゃん、全員の体調も考慮し日傘やハンディファンを持参してのお参りもおすすめです。
秋・冬の暖かい装い
濃い色合いのスーツや上品なコートを取り入れると、落ち着いた雰囲気になります。防寒対策とフォーマル感を両立させましょう。
またインナーダウンなどを取り入れて寒さ対策するのもおすすめです。
季節感を表現する装いのコツ
小物やアクセサリーで季節感を取り入れると一層洗練された印象になります。春は明るいスカーフ、冬は上品なコートがおすすめです。
お宮参りの写真撮影時の注意点
服装選びが写真に与える影響
明るすぎる色や柄物は写真で浮きやすいため、控えめなカラーを選びましょう。家族全体の調和を意識することが大切です。
意外と見落としがちなのが靴です。清潔感のある靴や小物にも気を配ることが大切です。
また、両家そろってのお宮参りであれば、相手方の祖父母とのバランスも考慮したいところです。両家で服装をそろえられるように、ママパパの協力を得るなどして、事前に示し合わせておきましょう。
撮影の主役は赤ちゃんなので、祖父母の服装が目立ちすぎないよう注意しましょう。
お宮参りの際の費用と予算
祖父母の衣装にかかる費用
洋装であれば1〜3万円程度、和装の場合はレンタルで2〜5万円程度が目安です。着付けも同時に行ってくれる場合も多いので和装の場合はぜひレンタルも検討してみましょう。
レンタル衣装のメリットとデメリット
メリットはコストを抑えられる点と種類の豊富さ。デメリットはサイズ調整や返却の手間です。
祝い金の相場と分担
祖父母が負担する祝い金は一般的に3〜5万円程度。地域や家庭の考え方によって異なるため、事前に相談しておきましょう。
お宮参りの費用を祖父母が負担する場合は、別途お祝い金を渡す必要がないこともあります。
服装選びに役立つリソース
お宮参りの服装ガイドやショップリスト
百貨店のフォーマル売場や和装専門店に行く時間がない場合は楽天やAmazonなどのオンラインストアもおすすめです。
1回だけでなくお食い初めや七五三など、今後の行事でも着回しできる服装を準備することがおすすめです。
▼長く着られるアンサンブルもおすすめです

まとめ:祖父母の服装選びのポイント
重要なまとめとおすすめの選び方
祖母は洋装、和装ともに控えめで上品なスタイルがベスト。祖父はスーツやジャケットスタイルで落ち着きを演出しましょう。
主役は赤ちゃんとママなので、目立ちすぎないカラーを選びましょう。
また両家そろってのお宮参りであれば、相手方の祖父母とのバランスも考慮しましょう。両家で服装をそろえられるように、ママパパの協力を得るなどして、事前に示し合わせておきましょう。
お宮参りにおける服装の重要性
服装は赤ちゃんを祝う気持ちを表す大切な要素です。家族の調和を意識しながら、TPOに合った装いを選ぶことが成功の秘訣です。
また、お食い初めや七五三など、今後も行事は続きます。着回しできる服装を意識すると経済的で実用的です。
▼オンラインストアで普段も着れる服を選ぶのがベスト
